2019年7月20日土曜日

7月例会の様子と感想

テーマ「職員に対する拒否が強く、生活援助を行えない症例」

               介護老人保健施設 セントラル内田橋     作業療法士     森  智之


    80歳後半の女性 。施設入所から1ヶ月。世間話や表面的な会話には笑顔で応じるものの排泄や入浴介助、リハ誘導に強い口調で抵抗を示す。そのため介護職員には恐れられてしまい、思うように対応できずにいた。家族の面会時に情報を聞き出そうにも、本人とは距離を置いており、手がかりもつかめずにいた。そのような方に対し、作業療法士ならではの視点で対応の仕方や工夫を検討。本人にそっと寄り添うこと。こちらの価値観を押し付け、その人を変えようとするのではなく、あくまでその人を理解し受け入れることを第一に計画を立案。介護職と連携した援助方法を事例提供者に提案しました。
    今回の事例検討も様々な考え方や対応方法が考えられ、明日からさっそく役立ちそうなアイディアに溢れた会になりました。

参加者の感想
・今日初めて参加しました。「そのような考え方があるのか!」と思うことが多くあり、
    楽しかったです。
・今まで認知症について深く話会う機会がなかった。今回の症例について、参加者どうし
    じっくりと意見を交わすことができ、とても勉強になりました。



次回の開催
日時      8月23日 19時より
場所      日本福祉大学名古屋キャンパス南館501号室
テーマ   認知症の人と楽しむ作業活動とレクリエーション
                〜認知症の人の笑顔を引き出そう〜
発表者    高須デイサービスセンター 作業療法士 長谷川和之

皆さまのご参加を心よりお待ちしています!

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愛知県認知症研究会 事務局
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2019年7月16日火曜日

7月例会

梅雨入りして、毎日ジメジメした日ですが、
皆さまは体調など壊していませんでしょうか。

今月は事例検討です。
入所直後より職員の援助に対する拒否が強く、何をするにしても拒否され
生活援助が行えませんでした。リハビリも拒否され続け1月以上経過しま
した。一方で、利用者様同士では楽しそうに会話されたり、職員とも日常
会話などは笑顔でされるます。普段は穏やかだが援助を行う際のみ強く拒
否をされる利用者様に、どのような関わり方でリハを含む援助を行って行
くかを、ぜひとも多職種の視点で検討して頂きたいと考えています。
皆さま、万障お繰り合わせの上、ご参加をお待ちしております。

日時:令和元年7月19日(金) 19時より
場所:日本福祉大学名古屋キャンパス5階
テーマ:職員に対する拒否が強く、生活援助を行えない症例~どう援助をし
ていくか~
発表者:森智之(介護老人保健施設セントラル内田橋)
コーディネーター:藤井藍(いまいせ心療センター)
会費:200円


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愛知県認知症研究会 事務局
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