2017年10月14日土曜日

8月例会の事例 その後について

8月例会の事例 その後

皆さんからの意見を元に

①運動と歌唱の二重課題を小グループで実施
・認知機能低下に配慮
 実施内容:単純な足踏み動作と懐かしの歌謡曲をOTやメンバーらと一緒に歌う
→以前はレクリエーションに参加するもルール理解困難 失敗が目立ち、怒り出す
 場面見られた。足踏み動作に加え、握手などのスキンシップを取り入れた。
 予想される効果:共有体験(孤独感の解消 自信の回復)

コミュニケーション能力低下に配慮
メンバーは無口な男性利用者 本人がつじつまの合わない話をしても笑顔で
 対応してくれる人と実施
→会社経営をし、人を引っ張る立場にあった。従業員は男性が多く、かつての環境に
    近い状況ができた。
 予想される効果:受容体験 愛他的体験

茶碗洗い作業の作業分担を変更
・スポンジを使った洗浄作業が困難。OTが洗った茶碗を本人が水で流し手で茶碗を
    すすぐこととした。
OTと一緒に作業 
 予想される効果:共有体験 愛他的体験

最近の様子
①②の活動を生き生きとした笑顔で取り組む場面が多く見られた。空きの時間でも焦りや不安を示さず皆と談笑したり、職員の冗談に合わせる余裕も見られた。ただ言葉で思いを伝えることが難しくなりつつあり、急に感情を乱し怒り出すことも徐々に出てきている。

2017年10月6日金曜日

愛知県認知症研究会10月例会

朝晩かなり寒くなっている中、日中の晴れ間は小春日和を感じられる時期となりました。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

さて、今月の例会は講義とワークショップです。
自分自身を見つめなおす内容として、自己覚知や自己の治療的活用
環境因子としての人的環境因子などなど、いろいろな視点を学びながら、
皆さまと理解を深めていけたらと考えております。
この内容を含め、11月18日(土)19日(日)の第17回東海北陸作業療法学会の
教育講演「認知症作業療法の可能性と課題-作業療法の成果をいかに日常生活、ケアにつなげるか-」に布石となる会にもなっております。
今回の例会も、学会も堅苦しくなく、笑いのある内容にしていきますので、
是非、皆様のご参加をおまちしております。


日時:平成29年10月13日(金)19:00~21:00

場所:日本福祉大学名古屋キャンパス南館 501教室

テーマ:「認知症の方を変えるのではなく,自分を変えよう」~自己覚知のすすめ~

発表者:ファミリーハウス「とんと」古譚 伊藤篤史OTR

コーディネーター:高須病院通所リハビリセンター 長谷川和之OTR

参加費:500円

お忙しいとは思いますが、皆さまのご参加お待ちしております。



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愛知県認知症研究会 事務局
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